“Lurking”は、床への3Dプロジェクションシステム「projectionARfloor」によって、現実的でかつ違和感ある世界を地下に出現させるインタラクティブアート作品である。
裸眼での立体知覚、対象の質感の生生しさ、そして非現実的なシチュエーションによって、体験者を非日常空間へと誘う。
古くからある、床に描く3Dアートが本作品の発想元である。
俯瞰で目に映るゆがんだ形状のおかしさ、ある視点で3次元的に成り立つ驚き、現れるモノのライティングなどのリアルさ、しかし現実にはありえない状況設定。本作品はこれら床へのドローイングアートの特徴をそのままに、デジタル技術によって進化させ、リアルタイムに地下に潜む対象を知覚させる。
制作:工藤 達郎、千田陽介
機材協力:株式会社ナックイメージテクノロジー
-music-
“Time to breathe(B Lynne)” by Bjorn Lynne
Hardware: Windows PC(OS 10), Motion Capture System(MAC3D System), Projector x2
Software/Library: Openframeworks 0.9.8(Addon:ofxGui), Visual Studio 2015, OpenGL, GLSL